大結節付着
Thera-hubスタッフ 金澤整形外科の平峯です!
まだまだ下肢でも書くことはたくさんあるのですが
たまには上肢についても紹介していきたいと思います!
今回は【肩関節】なかでも大結節に付着する筋についてです
大結節には、
- Superior facet
- Middle facet
- Inferior facet
と呼ばれる3つの面があり、順に棘上筋・棘下筋・小円筋
の付着部となっています。
【棘上筋】
筋腹は筋前縁にある筋内腱に向かって収束し、停止腱は大結節の最前部に
停止します。その一部は小結節にまで付着しているとも言われています。
棘上筋は腱性部と筋性部に分かれ、特に腱性部の大結節付着部の最前部は
強い腱性組織で筋線維の多くはこの腱に合流します。残りの筋線維は後方の薄い
筋性部として大結節の内側部に付着しています
【棘下筋】
棘下筋は横走線維と斜走線維が存在し、最も強靭な停止腱は大結節前縁にかけて
幅広く付着しています。
横走線維と斜走線維の深部には脂肪組織も存在し、この脂肪組織の滑動性を
誘導するためにも線維の走行を意識するとことが重要になってきます
【小円筋】
小円筋は上部筋束と下部筋束が存在し、上部筋束では大結節の下面に付着し
下部筋束では上部筋束付着部の下に広がって付着しています。
骨頭の後下方を支持する組織であり、関節包面側は関節包に直接筋線維が付着
している部分があり、関節包のインピンジメントを防いでいます。
肩関節は苦手意識がある方も多いかと思います
僕もその一人です。。。笑
球関節でもあり、角度が変わると筋の走行などが
変化するので、イメージが難しいですよね・・・
しかし、解剖のイメージがしっかりとできると
苦手意識は少しずつなくなってくるかと思います!!
まずは、基本的な機能解剖をお伝えしていけたらと思います!!
以上、今回はここまで!!