腱板断裂の発生頻度

Thera-hubスタッフ 金澤整形外科の平峯です!

 

今回は、年代別による腱板断裂の発生頻度について紹介していきます。

 

【腱板断裂の基礎】の記事を読んで頂いた方は何となく

 

予測がつくかもしれませんね。

 

結果から言うと、、、、

 

腱板断裂は年齢が上がるにつれて

 

発生頻度もどんどん上がっていきます。

 

下記は、ある研究報告で664名を対象にした結果です。

 

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80代が、ダントツで多いのがわかりますよね。汗

 

80代は36.6%であり、これは3人に1が切れていることになります。

 

また、こちらは症候性と無症候性腱板断裂の頻度ですが、

 

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無症候性の腱板断裂も年齢が上がるにつれて多いことが分かります。

 

80代での、無症候性腱板断裂は2/3にもなるそうです。

 

ということは、必ずしも「断裂=痛みの原因」ではないことが言え、

 

断裂があるから必ず手術が必要ではなく、断裂があっても保存療法で

 

痛みが消失する可能性があるということが言えますね。

 

 

たまにいますよね、「腱板が切れているから、痛いんでしょ?」

 

って言ってくる患者さん

 

確かに、切れて痛い人もいます、痛くない人もいることも事実です

 

そんなときに、しっかりと説明できて納得してもらえるような

 

セラピストになっておきたいものです。

 

最後ちょっと変な感じになってきたので、笑

 

今回はここまでとします。

 

年齢が上がるにつれて、腱板断裂の発生頻度も増加すること

 

年齢が上がるにつれて、無症候性の腱板断裂が増加すること

 

を、お伝えしました!!

 

以上です!