肩関節 前方部エコー

Thera-hubスタッフ 金澤整形外科の平峯です!

 

今回は肩関節エコーに入っていきたいと思います

 

僕も細かくはわからないので

 

良く診るところ、簡単にチェックできるところを

 

中心にお伝えしていけたらと思います。

 

【今回の内容】

上腕二頭筋長頭腱(短軸・長軸)

・肩甲下筋

上腕二頭筋長頭腱炎

 

 

まずは、結節間溝部を目安にプローブを当てていきます。

 

f:id:vaselinex:20211201194920p:plain

するとこのように三角筋の下には

 

結節間溝を走行するLHB上腕二頭筋長頭)が

 

観察することができます。

 

右にちょろっと見えているのが肩甲下筋です

 

この短軸画像で、LHBは卵円形にみえるのが特徴です

 

f:id:vaselinex:20211201194945p:plain

 

LHBを指標に長軸に合わせいくとこのような

 

層状に見え、LHBfibrillar patternを示します

 

f:id:vaselinex:20211201195008p:plain

ここで、先ほどちょろっと見えていた

 

肩甲下筋をみてみます

 

すること、肩甲下筋もLHBと同様に

 

Fibrillar patternが観察できます

 

※肩甲下筋を観察する場合は肩を外旋させて見て下さい。

 

せっかくなので最後に

 

上腕二頭筋長頭腱炎のエコー画像を!!

 

f:id:vaselinex:20211201195028p:plain

長頭腱炎ではこのように

 

LHBの周りが低エコー領域(黒)に映ります

 

これは血腫や水腫を表しています。

 

このような場合はパワードプラを用いると

 

下の画像のように赤く映り、血流の増加(炎症)が分かります

 

今回はここまで!!

 

非常に簡単な紹介ばかりですみません!!笑