肩関節 前方部エコー Part2

Thera-hubスタッフ 金澤整形外科の平峯です!

 

今回も肩関節の前方部をエコーで観察していきます!

 

 

【今回の内容】

・棘上筋付着部

・棘下筋付着部

・棘上筋浅層断裂

・棘下筋深層断裂

 

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まずは、棘上筋の付着部

 

大結節のsuperior facetからみていきます

 

棘上筋腱はこのsuperior facetを指標に同定していきます

 

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Superior facetは傾きが大きいのが特徴です

 

次に、棘下筋を観察していきます

 

棘下筋は大結節のmiddle facetに付着しますので

 

このmiddle facetを指標に同定していきます

 

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するとこのように三角筋の下に存在する

 

棘下筋腱が観察できます

 

 

ちなみに・・・・

 

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↑↑こちらが

棘上筋腱浅層部の断裂

 

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↑↑こちらが

棘下筋浅層部の断裂

 

になります。

 

このように腱板に断裂があれば

 

正常と比べると、断裂側では

 

低エコー像を呈し、水腫が充満しているのが分かります。

 

このような診断は基本ドクターがしますので

 

PTはいきなりこれを見つけることはないと思いますが

 

適切な判断ができるように

 

病態のエコー画像の見え方だったり、解剖学的な特徴を知って

 

おくことが大切だと思います。

 

とか、言いつつ

 

僕も勉強頑張ります笑

 

以上!今日はここまで!!