肩関節 後方部エコー

Thera-hubスタッフ 金澤整形外科の平峯です!

 

肩関節 後方部エコー!!

 

今回は特に、【小円筋】にフォーカスして

 

観察していきたいと思います!!

 

【今回の内容】

・小円筋短軸

・小円筋長軸

 

 

小円筋は骨頭を後下方から支える重要な筋では

 

ありますが、拘縮を起こすと厄介な筋でもありますよね

 

小円筋に硬さがあると、骨頭を前上方へと突き上げる

 

Obligate tarnslationの原因になります。

 

小円筋は3rdの内旋で一番伸張されますので

 

硬さがあると3rdの内旋制限が著明にでます。

 

 

小円筋の超音波画像の特徴として、

 

筋腹内には筋内腱が存在し、

 

内部にある

 

筋内腱を中心とした羽状構造をていしていることです。

 

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まずは、この辺りからみていきます

 

 

それでは、まずは【短軸】からみていきます

 

肩甲骨側から観察すると

 

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このように棘下筋と大円筋の間に小円筋の

 

筋腹を観察することができます。

 

そこから骨頭側に動かしていくと

 

筋腹が大きくなっていき

 

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骨頭が見えてくると、小円筋は長方形へと形を変え

 

さらに大結節の付着部に近ずくにつれて

 

筋腹がさらに小さくなっていくのがわかります。

 

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次に、【長軸】を観察していきます

 

長軸画像からは、小円筋線維のfibrillar patternとともに

 

関節窩・関節唇・骨頭軟骨を覆う関節包を

 

観察することができます。

 

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この後下方辺りの硬さが残ることは非常に多く

 

問題になることも多いです

 

1st外旋の後方部痛や屈曲最終域がなんか入りにくいなど

 

様々ではありますが、病態としては多いですよね

 

ですので、こういったところはしっかりとイメージして

 

触り分けれるとより治療効果も上がるかと思います!

 

細かいところではありますが、一つ一つ丁寧に

 

できるように頑張っていきます!!笑

 

今回はここまで!!