アキレス腱の解剖と障害発生③

Thera-hubスタッフ 金澤整形外科の平峯です!

 

今回は、アキレス腱の解剖と障害発生の第3弾です!!

 

アキレス腱障害におけるBiomechanicaの観点から紹介していきたいと思います!!

 

実は前回の記事でも少しBiomechaについて少し書いていたのですが・・・

 

「アキレス腱障害の症例では、立脚中期に後足部が内反ではなく外反している」という

 

報告もあれば、Colement DB:1984Giddings:2000Komi:1990の報告では

 

アキレス腱障害患者では、立脚中期に過回内が生じていたと、、過回内することで

 

アキレス腱に'whipping action'(ムチ打ち)が生じることが

 

発生メカニズムではないかと言われています。

 

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これまで紹介した、報告は非常に古いものですが最新のものもなかなかないようです

 

また、様々な報告があり、アキレス腱の障害発生要因について一致した見解がないことも

 

現状であり、一致した見解がないことが予防策が明確になってないことに

 

繋がっているようです。

 

様々な報告があるので、このようなことも言われているよ~

 

ぐらいで、知っておくといいと思います笑

 

アキレス腱障害に限らず、足関節障害では過回内や過回外など柔すぎても硬すぎても

 

問題が起こってくるので、ちょうどいい柔らかさ、硬さがいいですね笑

 

ちなみに、回内足・回外足のアキレス腱への血流量を比較した研究では

 

回内足いわゆる偏平足の人の方がアキレス腱への血流量が低かったと言われており、

 

偏平足の人では、ランニング時における回外から回内への

 

移動量が大きかったと報告されています。

 

ということは、偏平足の人はwhipping actionが起こりアキレス腱障害の

 

発生リスクが高くなるのかな?と一ついえるでしょう・・・

 

以上、今回はここまでにしましょう!