足底部エコー

Thera-hubスタッフ 金澤整形外科の平峯です!

 

今回からは、エコーの内容を中心にお伝えしていきたいと思います

 

最初からちょっとマニアックかもしれない足底部のエコー

 

ですが、宜しくお願い致します。笑

 

赤四角はプローブの位置になります

 

 

【今回の内容】

・踵骨脂肪体

・足底腱膜

・短趾屈筋

・足底方形筋

 

まずは、踵骨脂肪体の短軸 です

 

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ここではポンっと、踵骨に向かって当てるだけで

踵骨の上に広がる、踵骨脂肪体が観察できます。

 

踵骨脂肪体は踵の痛みの原因の一つにもなるため、

見逃さないためにも、チェックはしておきましょう

 

 

そのまま遠位にプローブをずらしていくと

足底腱膜の下に短趾屈筋、またその下に足底方形筋

観察することができます

 

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3つの層構造がこちらです(短軸)

 

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赤矢印で示しているところは、短趾屈筋の筋内腱になります

 

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では、この位置で短軸→長軸に変えてみると

このような像が抽出されます

 

ちなみに、足底腱膜の上に見えているものは

先ほどみた、踵骨脂肪体の一部になります

 

短趾屈筋は踵骨隆起の下面に付着する線維と、足底腱膜に付着する線維に

分かれてきます

 

こうみると、足底腱膜炎では短趾屈筋も関与してくるのが

想像できるかと思います。

 

これからさらに短軸で、遠位に移動するとこのような像がでてきます

 

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短趾屈筋の下に存在する、足底方形筋が徐々に薄くなっていきます

 

足底方形筋は最終的に、長趾屈筋腱の外側縁に付着し

 

長趾屈筋の補強としても働くそうです

 

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以上今回はここまで!!