膝関節エコー Part2

膝関節エコー Part2

Thera-hubスタッフ 金澤整形外科の平峯です!

 

今回は【膝関節エコーPart2ということで、

 

メジャーな部分の復習と最近の知見も含めて

 

お伝えしていこうと思います。

 

【今回の内容】

・膝関節前面

(大腿直筋・内側広筋・外側広筋・中間広筋)

 

・膝関節内側裂隙、内側半月板

 

 

 

【膝関節前面】

大腿直筋:Rf

内側広筋:VM

外側広筋:VL

中間広筋:IM

 

まずは、大腿遠位に当てていきましょう!

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※この画像は大きさの関係で2つの画像をつなぎ合わせています

 

外側広筋ー大腿直筋ー内側広筋の深層に中間広筋が

 

観察することができます。

 

こうみると中間広筋がかなり広くひろがっているのがわかります

 

もう少しわかりやすいように

 

拡大しつつ内外側をわけてみていきましょう

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内側広筋の深層にはこれだけしか中間広筋が広がっていないのに対し

 

外側広筋の深層では・・・

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こんなに広く広がっているのがわかります

 

内側より外側の方に広がっているんですね

 

【内側裂隙・内側半月板】

 

ここでは、内側裂隙での内側半月板逸脱をみていきます

 

正常であれば、膝関節屈伸に伴って内側半月は動きます

 

特に屈曲に伴っては、関節内に引き込まれるようにように

 

動いていくのが特徴的です。

 

〈伸展位〉

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〈屈曲位〉

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今年の論文報告でもあるのです

 

膝窩部痛の原因でもある、内側半月板後根断裂(MMPRT)と

 

この内側半月板逸脱の程度において関連性があるとされています

 

・膝伸展位での逸脱の程度が2.6mmを越える場合

内側半月板後根断裂を疑う

 

・伸展位→屈曲位において、屈曲位での逸脱が1mm以上減少

しなければ内側半月板後根断裂を疑う

 

というような報告がされています。

 

こうみると僕の膝は危ないような気がしますね笑

 

屈曲位になると内側半月板は引き込まれるはずなのに

 

むしろ出てきているような気が・・・笑

 

以上今回はここまで!!